■2019年3月9日(土)
渋谷Club MALCOLM(旧354CLUB)
"おもいで酒~スキカウ全アルバム振り返りまくり~バイソン★編"
01. 眠る男
02. いいヤツ
03. 雨が止んで(EBBヨッシー参加)
04. 背筋
05. 赤い手(EBBホーンズ&ヨッシー参加)
06. ハッタリ
07. もっと光を(EBBヨッシー参加)
08. 遠い雲
09. うわの空
10. 朝のひととき(EBBホーンズ参加)
En1.愛のはかりごと(そんなヤツcw)1997
En2.こんどあそぼうよ(赤い手cw)1997
En3.チバスカ(そんなヤツcw)1997
(EBBホーンズ&ヨッシー参加)
En4.裏切りの歌(そんなヤツcw)1997
いよいよスタートしたマンスリーアルバム一まいづつワンマンシリーズ。
なかなかの大盛況でありがたし!
これがあと11回続いてくれるともっとありがたし(笑)。
という訳で、
第一回目の1stアルバム"バイソン★"編、
初っぱなから静かな曲「眠る男」で始まるのでなんだかいつもと違う緊張感。
イマヤスもMCで言ってましたが、
前もってセットリストも公開してるので(当たり前だが)、
お客さんも予習してきたり次になに来るかわかっているので、なんだかほんと素を見られてる感じがいつもと違う初めて味わうような緊張感が漂いますね。
しかももう長年やってない曲なんかもけっこうあるのでそれもまたそれを助長する。
自分でも「あ~なまってんなぁ~」とか感じる部分もあったりなんだりだし、
初めてのマルコムという小屋だし、色んな感情も湧いてくる。
来てくれたお客さんもそんな感じだったんだろうか?(笑)
そんなこんなでこの22年前に出た「バイソン★」というメジャーデビューアルバム、
曲はデビューする前からやってた曲ばかりなので、古いのになるとほんと30年近く前に作った曲もある。
当時は曲作りまくってて、
アレンジやら曲調やらも多種多様で、何でもかんでもやりたくなったらチャレンジチャレンジで好きやってた感じがにじみ出てますね。
そんなんだからボツになった曲も星の数のごとくありましたね。
ライブでやってみて「あ~これダメだ」みたいにすぐやらなくなっちゃう(笑)。
そんなデビュー前の鬼のような数の曲から勝ち残った曲揃いのこの1stアルバムなので、
名曲ぞろいだし(自画自賛)、濃いね(笑)。
当時のプロデューサーやエンジニア(この時のエンジニア山口さんはアレンジでもだいぶくち出してきた笑)、
ディレクターのダメだしやらシゴキやら、アマチュアでやってた時のアレンジの大幅な変更やら、
もう何がなんだか、
で、できた初めていろんな第三者も参加して作りあげたアルバムでしたね。
この時のいろんな経験がのちのスキップカウズに大いに肥やしになったのは言うまでもない。
やなこともけっこうあったけども笑、膨大なかけがいのない経験ができたことに感謝でしたね。
(これは今でこそ言えることだが)
メンバーそれぞれそう思っていると思いますわ。
二曲目「いいヤツ」、
突拍子のない当時のアレンジの急先鋒ですね笑。
アマチュア時代にもこの曲はデモテープ(カセットね)に収録して売ってた。
初期のレッチリなどもだいぶ影響受けてる。
その次の「雨がやんで」、
この曲は当時作った時に特に「うわ~すげえのできたぁ~」って感じだったな~(笑)。
この時期はピアニカが入ってる曲も多数あって、
ものすごく印象的なピアニカフレーズ目白押し(自画自賛)です。
んで2ndシングルにもなった「背筋」。
この曲も、出来た時に「うわ~すげえのできたわぁ~」ってなった(笑)。全部か(笑)。
ちなみにこれ作るときに、
なんかビートルズみたいなの作ろう、と思って作った気がする(笑)。
そして記念すべきデビュー曲「赤い手」。
ソニーのお金の力もありつつ(笑)、当時はラジオやTVでけっこうオンエアしてもらった曲。
デビュー同期のスガシカオさんにも褒められた(笑)。
このデビューの時のアレンジですが、
ホーンやエレピ、果ては女性コーラス、なんかも入れられて「なんだかずいぶんおっさん臭い曲になっちゃったな...」というわりかしネガティブな印象だった(オレは)。
でも、いま考えるとこういう方向性がすぐ分かるというのが良かったんでしょうね~。
そんなわけで、
"玄人受けもするスキップカウズ"、
という印象を持たれたキッカケでもある曲ですかね。
どちらにせよ名曲ね(自画自賛)。
次、
「ハッタリ」ね。
この曲も当時のアレンジはちゃめちゃ曲(笑)。
大人の手はあまり入ってなく、間奏にサックスが入ってるくらいかな。
攻めてますね、これも(笑)。
「もっと光を」
これまた名曲!
ほかと違ってシンプルなコード進行、アレンジ、
で、曲の良さが際立つね。
「遠い雲」
シゲの前の、亡くなってしまったドラマー健太郎に向けて作った曲。
アルバムでは大人の手が入り、アコギやらストリングスが入ったおとなしめの?曲ですが、
デビューする前は当時ハマってたカーディガンズとパンクをまぜこぜにしたアッパーな曲でしたね。
これもピアニカフレーズが際立つ。
「うわの空」
これも当時はだいぶやったなぁ~。
ライブの一曲目とかによくやってた。
リズムが八分の六拍子の曲を気に入ってよくやってた時の代表的な曲ですな。
事務所の先輩だったレピッシュBassタツさんに、
ハチロクのバンドだね~珍しいねぇ~、
なんつって褒められた思い出。
本編最後は「朝のひととき」。
先述したカーディガンズにハマってた時の曲ですねこれも(笑)。
カーディガンズてのは、デビュー当時もろアコースティックなバンドだったんだけど、
オレは、メロはおセンチ、
けど演奏はパンクにしよう、と思って作ってるねこれは。
この後も頻繁に出てくる、
メジャーセブンスコードを歪ませアッパーにやる、というのは当時周りにいなかったと思うわ。
て、いうのをのちにオセロケッツ森山に言われたことがある(いい意味でね)。
そしてアンコールのていで、
カップリング曲のコーナー(笑)。
これもよく一曲目とかにやってた「愛のはかりごと」。
今でもファンからのリクエストがけっこうある曲ですね。
久々やってみたら、
やっぱ盛り上がる。
たまにやろうね(笑)。
「こんどあそぼうよ」
当時、個人的に当時けっこう好きでしたねこれも。
スキップカウズがディスコをこうゆーふうに解釈しました、って曲ですかね。
リズムが四つ打ちでベースも"ンべっンべっ"という、定番アレンジなんだけどもうちがやると、曲のメロディも相まってなんだか不思議な魅力の曲になる。
そして「千葉スカ」
今回はホーン隊&鍵盤も入れて豪華に(笑)。
ほんと普通にカッコ良い。
間奏は、
鍵盤ヨッシー→トロンボーンしんや→サックスすか君→トランペットレオ、
と、回す。
これも当時は頻繁にやってましたね~。
歌もののバンドなんだけどインスト曲もやってた、
という珍しいタイプだったな、今思うと(笑)。
とにかく、その時聴いてハマってた音楽を、カッコイイと思うとすぐやっちゃう(笑)。
我々がやるとそりゃそのままにはなんないんだけど。
そして今でもやってる定番アンコール曲(笑)、
「裏切りの歌」
最後は当時やってた繰り返し数パターンバージョン(笑)。
普通→ゆっくり→街角→永ちゃん→ロックンロール→客振り
(↑これはメンバーがこう言ってる名称(笑))
これで大団円!
客席には当時来てくれてた人やら、昔から今も来てくれてる人や、最近知ってハマったという人、
たくさん来てくれて盛り上がって良かったし楽しかった。
とにかく、30年ちかく前の曲をやってても古臭さは我ながら感じなくむしろ新鮮。
あの頃の思い出や気概も蘇ってくるような感じで、あらためてこの企画やって良かったなと思います。
タイトル"思い出酒~"、
ほんとそのままですね。
昔を思い出して、またあの頃の初心も忘れず、
次に行こう、というね。
というわけで、来月そのまた次の月、と、来年の三月まで我々の思い出酒にお付き合いください!
来てくれた皆さま、
ありがとうございました~!